アイルトン・セナの命日

1994年5月1日はアイルトン・セナの命日です。

あの日、タンブレロで天に召されたヒーロー。
モータースポーツを身近にしてくれた彼。
あの日のイモラの空はすべてを見ていました。

金曜日にはラッツェンバーガーが夭折。
土曜日の予選アタックはほとんどのマシンが自重。
そんな中、片山右京選手はアタックを続けます。

前戦パシフィックGP翌日に実姉を亡くしました。
男児の出産中だったとのことです。

「女性が命を賭けて生命を生み出す」ことに対して男性には何ができるのか?右京選手の結論は・・・。

右京選手のポジションは9位に上がりました。

決勝でも観客が亡くなりクルーが大怪我を追うなど悲劇が続きました。
そんな中、右京選手は自己ベストの5位でフィニッシュ。立派でした。

5月1日が来ると伝説のヒーローが旅立ったこと、そして右京選手が大切なことを教えてくれたことを思い出すのです。

インターネット広告/IT/日本

インターネット広告市場は2013年に8,500億円規模へ
http://japan.internet.com/wmnews/20090127/5.html
とある。

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今やテレビ・新聞に続く三番目の広告媒体となったPC/モバイル広告
多くの消費者が頻繁に利用する媒体に掲載されている広告はマーケティングの特等席。

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テレビの世界は既得権益が握っていて面白くない。
ネットの世界はCCIなどが滑ってきたけど、まだ可能性はある。
独立系ながらもエッジの立った企業を日本は支援すべき。

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かつて町工場の精密な技術が日本の工業・経済成長を支えていた。
彼らはメーカーから指名発注を受けて対価を得た。

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Webの世界にも優れた方はたくさんいる。というよりもかつて
大手広告代理店←商社←テレビ局←メーカー←その他
といったサラリーマンの序列があった時代に20代ながらもIPO
巨額の富を得るということが可能になり、そこに優秀な人材が流れた。
この新たなヒエラルキーが出来たのが10年前。

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日本の人口は減少、高齢者比率が高まりつつもWebのおかげで
買い物は安く出来るようになって、所得が増えなくても生活出来るようになった。

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政府はもっとこの分野に尽力している企業・学校・個人に対して支援すべきである。
自動車業界に多くの労働者がいるから、という理由で保護するのであれば
それは変化を拒んだ人間への手当てであって、国力は育たない。

F1はハミルトンがチャンピオン獲得

2008年シーズンのF1チャンピオンシップは11/2の最終戦:ブラジルGPで幕を閉じた。

チャンピオンシップは7ポイント差でリードしていたマクラーレンルイス・ハミルトンが圧倒的に有利、追うフェラーリフェリペ・マッサは地元の応援を受けて何とか逆転しようと必死の走りを見せた。

優勝してもハミルトンが6位以下である必要があるマッサ。
チームメイトのキミ・ライコネンはおろか、昨年、マクラーレンでチームメイトだったフェルナンド・アロンソまで「マッサの応援に廻る」と公言していた。

レースは
フォーメーションラップ直前の降雨
・残り3周からの降雨
によりハミルトンの順位が変動、最終周の最終コーナーまでマッサが逆転チャンピオンに輝いていたくらいの激戦だった。

レース終了後、元チームメイトのアロンソがハミルトンを祝福。
敗北を受け入れた元チャンピオンのなんとすがすがしいことか。

チームやドライバーの凡ミスでイマイチ盛り上がっていなかったタイトル争いも最終戦のマッサの劇走とそれをサポートした
チームクルーと観客のおかげでF1が一流のスポーツであることを今シーズンかろうじて証明することが出来た。

2009年はレギュレーションにより
・スリックタイヤへの変更
フロントウイングの大型化
・リアウイングの小型化
・エネルギー回収システム
が導入される。

それらにアジャストするべく、マシンの基本設計が大きく変わっていくと思われるがエアロダイナミクスのトレンドを創出してきたエイドリアン・ニューウィを擁するレッドブルトロロッソが今年以上に飛躍するのではないかと予想される。

トヨタの初優勝、ホンダの復権はあるのか?
早くも来シーズン開幕が待ち遠しい。

ノベルティグッズの相性

 「バイクを持っている人の70%以上がクルマを持っている」
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 こういったデータを鵜呑みにしてバイク情報メディアにクルマ関連のノベルティを付けてしまうのは好ましくない。
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 プリントメディアは一般的にWebメディアよりもヘビーユーザーの比率が高い。
 バイクのヘビーユーザーはクルマに対する意識が希薄なケースが大半である。
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 希薄なジャンルのノベルティが付随しているメディアに対してロイヤリティは高まらない。

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パソコンとケータイ
クルマとバイク
野球とサッカー

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 これらは似ているようだが、双方の利用・接触時間を増やすことはできない。
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 例えばパソコンで行うアンケート調査に多く参加しているユーザーは余暇時間にパソコンを使う時間が多い。
 パソコンを使っている間にケータイは使用できない(器用な人はいるかもしれないけれど)
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 つまり、片方のサービス・メディアのヘビーユーザーはもう一方のそれが積極的に利用できない環境が前提としてある。
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 商品・サービスが似ていても親和性が高いとは言い切れない。
 プロモーションに携わる者としてユーザーの行動特性・心理を大切にしていきたい。

ライコネンがF1年間王者

先日のF1ブラジルGP(今季最終戦)にてフェラーリのK.ライコネン(フィンランド)が年間王者に輝いた。

終戦で2名を大逆転したのは86年のプロスト以来。
http://sports.yahoo.co.jp/f1/1986/points.html

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さらに最終戦まで一度もポイントリーダーにならずにチャンピオンになったのは76年のジェームス・ハント以来。
http://sports.yahoo.co.jp/f1/1976/points.html

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途中で一度もポイントリーダーにならずに2名を逆転したのは史上初。
マクラーレンコンストラクターズポイントを全て剥奪された2007年にふさわしい締め方だったと思う。

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ちなみに「ハミルトンがチャンピオンになったら、デビューイヤーでチャンピオン獲得は史上初」
というのは実は誤りで、ファリーナが達成している。
http://sports.yahoo.co.jp/f1/1950/points.html
1950年のドライバーは全員がデビューイヤーなのである。

未来の自動車の姿

5,000人の自動車ユーザー調査を7月下旬に実施した。

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「販売価格」と「地球の環境への配慮」という点において最もバランスが取れている、
もしくは主流となるべきであると思うクルマの種類

を現在と未来(5年、10年、20年、30年後)でそれぞれ選択してもらった。

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A.ガソリン車
B.ディーゼル
C.エタノール車(FFV
D.ハイブリッド車
E.バイオエタノール
F.EV車(電気自動車)
G.上記以外の種類の車
H.分からない

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時間軸:A|B|C|D|E|F|G|H
現在:59.3|7.0|0.7|26.0| 0.8|0.7|0.2|5.4
5年後:12.511.6| 5.7|47.5| 9.0|4.9|0.7|8.0
10年後:3.5|4.3|8.226.5|18.4|22.9|3.8|12.4
20年後:2.2|1.1|3.410.3|12.6|36.4|13.4|20.4
30年後:1.9|0.8|1.2|5.6|6.2|29.6|23.6|31.0

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「分からない」と回答した比率が、20年後は2割、30年後は3割となった。
家電製品を対象に同じ質問をした場合、ここまで多くなるだろうか?

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「今と変わらない性能」と回答する比率が高いことが予想される。
今回の結果は自動車メーカーが環境問題に対して明確な解決法、代替案を
消費者に提示出来ていない現状を表していると考えることが出来る。

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「環境に配慮できていない製品を使う」ことをどこか後ろめたく感じる
状況であることも、自動車販売台数が減少している原因の一つではないだろうか。

マトリクス設問の意義

アンケートにおける設問形式でマトリクス形式というものがある。
「それぞれの一週間の中で食べる頻度をそれぞれ選んでください」
※4:ほぼ毎日〜1:週に1回未満

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【画面例】
    4 3 2 1
牛丼 ○ ○ ○ ○
豚丼 ○ ○ ○ ○
そば ○ ○ ○ ○

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 ネットリサーチの場合、回収サンプル数と設問数で基本料金が決まるのだが、上記で一問扱いとなる。

 僕が調査会社に在籍していた時、「マトリクスは極力、使わずにMA形式に分解した方が設問数を多く出来る。受注単価を上げることが出来る」
と説明を受けた。間違ってはいないが競争が激しい日本のネットリサーチにおいては正しい姿勢とは言えないであろう。

 マトリクスというのは表頭の単位が共通なので表側の項目の頻度や評価について回答者が差をつけやすい。
 そういった説明・教育をしていかないとクライアントの立場に立った設問設計能力は身につかないであろう。

 その調査会社は残念ながら今はもう存在しない。
 日本におけるネットリサーチ業界も淘汰が始まっている。

会員サービス2.0

 安直なタイトルをつけてしまい自己嫌悪。

 現在、5万人規模のモニタに広告メールを1回も打たず、2年間に渡り運営している。

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 不定期に自社の他サービスを紹介した時に「退会」の連絡を受けたのは十数件。総配信数は数十万通なのでメール配信による嫌悪感による退会率は数万分の1。

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 年に2回、数百万円規模の賞品プレゼント企画やインセンティブが付与されるアンケートが主な接点。
 現在、ここからどのように収益モデルを展開させていこうか検討中。良案求ム。

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 閑話休題

 Webサービス
 A:コミュニケーション、B:EC、C:懸賞・ポイント
の3種類が大半を占めるのだが、
サービスA⇒Bに弱い
サービスB⇒Aに弱くCに強い
サービスC⇒A,B共に弱い
特性がある。したがって
「プロフィットを前提としたWebパワー」という意味では
単純にPVやUUを直視するのではなく、
A:0.8
B:1.1
C:0.6
といった重み付け係数を乗じる必要がある。

 Webサイトのバナー広告の料金表、メディアシートにこういったサイトの種類やロイヤリティについて第三者機関のスコアを記載することをデファクトに出来れば「Webメディアはミズモノ」と後ろ指を指されることも少なくなると思う。

レクサスの憂鬱

car viewというクルマ関連Webサイトでライバル車比較というコンテンツがある。
http://www.carview.co.jp/community/compare/

レクサス勢は
VW ジェッタ
BMW 3シリーズ
アウディ A4
といったコンペティターに苦戦を強いられている。

Web上における日本人の評価というのは極端なほどに
判官贔屓
・勧善懲悪
といったものに票が流れやすい。

スペックが同程度でも販売価格が高いレクサスを「悪」
コストパフォーマンスが優秀な人気輸入車を「善」
とする流れが生まれやすい。

一方、レクサスユーザーはこれらに対する罪悪感が無く、且つ、Web上において所有車を競合車種よりも優れているというアピールする必要が無いと感じているユーザーが多い。

結果的にレクサスはWeb上においては評価が低くなる。
(リアル回答を含めたユーザーのメーカーサポートにおける満足度調査ではレクサスは他社メーカーを抑えてダントツNo.1の評価を受けている)

調査結果の解釈

例えばパソコンで回答するアンケートで「携帯電話の利用頻度」を聞いた場合、実像よりも頻度が低い結果になる可能性が高い。

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パソコンと携帯電話の利用については
A.パソコンと携帯電話を両方使う
B.パソコンのみ使う
C.携帯電話のみ使う
D.両方使わない
の4グループに分類できる。

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パソコンでアンケートに回答している人は、Dは含まれない。そしてアンケートモニタに登録、回答しているということはパソコンのヘビーもしくはミドルユーザーである可能性が高い。

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つまり、パソコンと携帯電話の利用比率は「9:1」や「8:2」の比率が高く、一日当たりのメディア接触時間は数時間が上限なので結果として携帯電話の利用時間が短いユーザーが多くなる。