あれから3年が経ち

前回の記事アップから3年半が経過した。

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3年半-
学年の上下関係無く遊んでいた小学四年生が中学に入学、一学年の違いで先輩後輩になることの重みを知る。
同級生に想いを寄せながらも受験勉強に勤しむ高校3年の学生が大学3年生となり就職活動の時期が迫ってくる。
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そんな期間である。

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Webの世界では3年の間に何が起きただろう。

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SkypeTwitterといった便利なツールは以前から存在していたし、facebookやLinkedinといった実名での参加が前提のSNSも全く無かった訳ではない。

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目新しいエポックメイキングは無かったものの、検索エンジンの精度は確実に向上した。
例えばYahoo!は「商品名」のみで検索した際、嘗ては一個人が書き込んだブログのページを
1位に表示することはザラだったが、今はGoogleに統合され、そのGoogleが当該商品を
製造・販売している会社のWebサイトを確実に上位表示するようになった。

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ITリテラシーが高くないユーザーも目的のページに辿り着けるようなった
スパムリンクの検知・排除により、ユーザーがより積極的にWebサーフィン出来るようになった

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という点で、この3年半の進歩は大変有意義な期間であったと考えている。

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サービス提供側に求められているのは純粋な気持ちで顧客に真摯に向き合うこと。
Google性善説に基づいたアルゴリズムを構築し続けている限り、小手先のテクニックで
SEO対策を唱えてもそれはいずれ淘汰されるだろう。

そのような状況である一方で、ソーシャルゲームで散財したユーザー達が成人になり、
サービスをローンチする側に立った際、この性善説とは真逆の側に立つ可能性が高い。

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”清き一票を数多き悪貨が駆逐するのか?”

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Webの世界がリアルの世界の価値観も決めていく-そう言っても過言ではない未来がそこまで来ている。