藤巻幸夫氏かく語りき

今日は楽天リサーチカンファレンス2009。
会場は品川シーサイド駅前。

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近隣にはお洒落なショッピングモールやパナソニックビルが立ち並んでいる。

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オープニングは三木谷会長の挨拶。
壁を見ると三木谷語録「打倒アマゾン」の文字が。

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森社長の楽天リサーチの商品紹介が終わると基調講演スタート。藤巻氏のスーツはオサレ。

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氏は伊勢丹、バーニーズを経て独立。
ストッキングの福助を再建させた。
また、イトーヨーカードのアパレル売場のアドバイザーとして活躍した実績がある。

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「今まで『1,980円のYシャツ』しか置いていない売場に『2,980円のYシャツ』を売るのは難しい。
それでも『6,980円のYシャツ』を一緒に置いたら売れるようになった(店舗もある)」
といった言葉は彼の実体験に基づくもの。

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彼の言うマーケティングとは現場主義。
そして日本の企業・デザイナーを重用しようというポリシー。

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アパレル商品に関するポイントとして
・色
・デザイン
・サイズ
・人
を挙げていた。

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人というのはアパレルの世界で軽視されがちに思えるが海外ブランド企業におけるスタッフ教育は充実していて日本は遅れている、という危機感を氏は抱いていた。

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また、店舗において消費者の購入意欲を喚起する施策として「VMD=Visual Merchandising(ビジュアルマーチャンダイジング)」を挙げていた。

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彼が手がけている藤巻商店(品川駅構内)をみると「顧客の立場」に立って各所に「購入意欲を喚起する仕組み」が練りこまれていることが分かる。一度、お立ち寄りを。
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一時間の講演もあっという間に終わり。
やはりマーケティングの基本は現場。
フィールドワークを大切にしたいと改めて思った。